遺留品

家賃を滞納した賃借人が一定期間不在のときは、遺留品を処分できるとする特約の効力

私は、アパートの一室を甲に賃貸しました。賃貸借契約書には、「賃借人が賃料を2カ月以上滞納し、又は無断で2カ月以上不在のときは、本契約は何らの催告を要せず解除され、室内の遺留品の所有権は放棄されたものとして、賃貸人は遺留品を売却処分し、債務に充当することができる」との条項が入っています。
ところが、甲は4カ月前から家賃を支払わなくなりました。
そこで、貸室に家賃の請求に行ったところ、郵便受には新聞や手紙があふれていて、電気・水道・ガスは止められていて、全く人の住んでいる気配がありません。
私は、昼夜を問わず、何回かドアの外側から声をかけましたが、何の反応もありませんでした。そこで、やむなく不動産屋と一緒に、合鍵を使って中に入ってみました。すると、部屋の中には、家財道具や衣類等が普通に生活しているような状態のままでおいてあり、特に変わった様子はなく、借家人の甲もいませんでした。私と不動産屋は、幾日かたってまた部屋の中に入ってみましたが、変化はありませんでした。