補助人

認知症の父が所有する借地上にあるアパートの処分

一 私の父「甲」は九四歳を迎え体は元気ですが、大分認知症の症状が出てきています。父は借地上に貸家として十六世帯が入居する古い三階建の鉄筋コンクリート造のアパートを所有しています。父は名義上貸家の貸主になっていますが、実際の管理は私かやっています。建物の税金も父を名宛人に請求されています。借家人は昔からの入居者が多く、皆高齢者です。父は借家人と伸が良く家賃も低く抑えられてきました。地主からは地代は年々値上げされ上がってきていますが、家賃はなかなか上げられません。家主でありながらあまり利益はなく管理に苦慮しています。

二 私は、このたび、管理の手間がかかる割に利益にならず、税金の支払い時にも苦労しているので、父と相談の上、地主に借地権を返上し、賃貸アパートの所有権を無償譲渡することで、すっきりしたいと考えるようになりました。そこで地主にそのことを伝えたところ、地主はその提案を了解してくれました。