高齢者が訪問販売で高額な商品を買ってしまった場合~クーリングオフ制度
私の実家の母(八六歳)は、父が亡くなった後、都内で一人暮らしをしています。たまたま私が実家へ行ったところ、今までなかった羽毛布団や浄水器がありました。
更に、テーブルの上には、数日前の日付の羽毛布団と浄水器のクレジット販売契約書がありました。母が言うには、羽毛布団は、親切そうな女の人が訪ねてきてくれて、「今使っている布団は、湿気っているし、ダニだらけだから、健康に良<ない。」と言われ、「高いからいらない。」と言っても、「クレジットなら月々の支払いは、大したことないから。」と強引に勧められて断りきれなくなり、書類にサインしたとのことでした。また、浄水器については、別の業者が、水道の水質検査に来ました、と言って上がりこんで、「お宅の水は汚れている。浄水器をつけなければ、水質がダメだ。」と言われ、やはり断りきれなくて、書類にサインしたとのことでした。その他、毋は着物の展覧会に来るように勧められていたり、「床下に換気扇をつけなければ床下がかびたり、土台が腐る。」などと言われたりして、いろいろなものを、勧められたりしているようです。