土地賃貸借

期限の定めのない借地契約の更新拒絶

一 私は父から相続した土地30坪を甲さんに賃貸しでいます。この土地は、昭和41年3月末日に私の父が甲さんの父親乙さんに賃貸したものです。私の父と乙さんとは友人たったことから、乙さんが住宅を持ちたいが土地がないということで、父は所有していた土地の一部分を区切って、道路に面したこの土地を貸したのです。乙さんはその土地上に木造住宅を建てて住んでいましたが、乙さん亡き後は息子の甲さんが住んでいます。

二 父と乙さんとの契約内容は。友人関係からか細かい取り決めはなく、土地の場所、面積、一ヶ月あたりの賃料ぐらいしか決められておりません。契約後も父と乙さんとの関係は円満であり、私が父から土地を相続した後も、借地権は乙さんから甲さんに引き継がれましたが、いずれも円満に推移してきました。賃料はその時どきの社会惴勢にあわせ決めており、賃料の滞納もなく今日に至っています。ただし建物は建築後45年近く経過しているので、相当痛んでいるようにみえます。

駐車場として貸した土地にプレハブを建てることを許可した場合

一 私は、20年前に甲会社から私所有の宅地100坪を「会社の車の駐車場として貸して欲しい」と頼まれ、青空駐車場ならばと期間も定めず軽い気持ちで貸しました。その為、契約書もつくらず、口約束で毎月末に賃料を私の口座に振り込んでもらうことにしました。

二 貸して1年くらい経って、甲会社は、「会社の車の荷台に、業務用資材を載せたまま駐車しておくので、掘立式でよいから車庫をつくらせて欲しい」と言ってきました。私は掘立式なら良いだろうと口頭で承諾したところ、甲会社は、地面に直接丸太を建て、上方をトタンで蔽った車庫を建築しました。

定期借地権の利用について

私は幹線道路沿いに500坪の畑を所有しております。最近、量販店の業者がこの土地を借りたいと言って来ました。
私としては、当面の賃料収入が得られ、かつ、将来の相続税の納税対策として10年ないし20年後に必ず土地を返してもらえるならば貸しても良いと思います。どのような方法が良いでしょうか。

1 新しい借地借家法により認められた事業用定期借地権の設定契約をし、期間を10年以上20年以下とすれば、10年ないし20年後には必ず土地を返してもらえます。

借地契約が法定更新された場合の更新料支払義務について

私方では、50年位前に父が昔から懇意だった甲に、とくに契約書も作らず土地を貸し、甲は木造の家を建てて住んでいました。地代は甲が時々、父の農業を手伝ってくれていたため、極端に安かったようです。
父が亡くなった後、その土地を相続した私と甲との間で紛争が生じ、私は甲に対し建物収去土地明渡の裁判を起こした結果、①地代は世間相場並に値上げする、②賃貸借期間を和解成立の日から20年間の平成16年12月末日までとする、③それまでの低廉な地代と適正地代との差額を、更新料名目で300万円支払う、との裁判上の和解が成立し契約を合意更新しました。但し、和解条項には、契約満了時(平成16年12月末日)に更新料を支払う旨の特約条項は入っておりませんでした。
甲は、平成16年12月の賃貸借期間終了の前から「更新して欲しい」と申し入れて来たので、私は「更新料を600万円払ってくれなければ更新しない」と通知しておいたのに、甲は更新料を払わないまま期間満了後もその土地に住み続けています。私は甲に更新料を払ってもれえるでしょうか。

借地上の建物の無断増改築と借地契約の解除

私は、貸地を沢山持っており、平成3年以前から各々の借地人との間で建物所有を目的とする賃貸借契約をしております。その契約書には「賃借人が賃貸人の承諾を得ないで借地上の建物の増改築をするときは、賃貸人は催告を要しないで賃貸借契約を解除できる」との特約があります。そこで、次のような借地人に対し、無断増改築を理由に無催告で契約を解除して、土地を返してもらえるでしょうか。

借地人甲は、①居宅兼アパートの建物の外壁のモルタルのひび割れを塗装し、②玄関の戸を木造からアルミサッシ格子のガラス戸とし、③風呂場のコンクリートのたたきをタイル張りとし、④縁側と窓の木製の戸を全てアルミサッシに取り替えてしまいました。

 

一時使用目的で貸した土地の上にプレハブを建てることを承諾した場合の返還請求

一 私は幹線道路に面した土地500平方メートルを所有しています。ある土木会社から資材置場として、この土地を少しの間貸してくれとの申し入れを受けました。
その当時はこの土地を特に使う必要性もなかったので、自分が使いたいときに返してもらえれば、それまで貸しておいてもよいと思い、貸すにあたって、自分が使いたいときに返してもらうには、どうしたらよいかと考えていたところ、知り合いの不動産業者から、「一時使用の土地賃貸借契約書」にすればよいとのアドバイスを受けて、貸すことのしました。
そこで私は土木会社と一時使用土地賃貸借契約を結びました。賃貸借期間は5年で権利金等はなく、地代は近隣の地代とほぼ同額です。